若きウィリー・ウォンカはいかにしてあのチョコレート工場をつくったのか―。世界中を虜にしたファンタジー『チャーリーとチョコレート工場』で有名な工場長ウィリー・ウォンカの“夢のはじまり”が今、明かされる。「ハリー・ポッター」シリーズ(01~11)のプロデューサーが超豪華キャスト&スタッフを迎えて贈る、歌と魔法と感動のファンタジー超大作『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』。公開まで1か月をきる中、主人公のウォンカを演じる、今ハリウッドを牽引する若きトップスター、ティモシー・シャラメ待望の初来日が決定!さらにウンパルンパを演じる、名優ヒュー・グラント、「パディントン」シリーズ(16、18)のポール・キング監督、「ハリー・ポッター」シリーズを手掛けてきたデイビッド・ヘイマン、アレクサンドラ・ダビーシャーらプロデューサー陣らの来日が決定し瞬く間に大きな話題を呼んだ。
本作へ熱い視線が注がれる中、主人公ウィリー・ウォンカ役、日本レコード大賞受賞の5人組男性アーティスト・Da-iCE のボーカルを務める花村想太と、ウォンカの相棒的存在となる少女・ヌードル役、楽器を持たないパンクバンドBiSHの元メンバーセントチヒロ・チッチの完全吹替版キャストによる、主題歌「ピュア・イマジネーション」初お披露目となる歌唱イベントが実施となった!
“完全吹替版” ”とは、一流の演技力と歌唱力を兼ね備えた豪華キャストが集結し、セリフも歌も完全に日本語で吹き替えをしている日本語吹替版作品のこと。本作では、アーティスト、俳優、芸人、ミュージカル声優、声優と各界の実力派が集結し、セリフだけでなく全13曲に及ぶ楽曲もすべてキャストが吹替を担当。そんな完全吹替版の中で初お披露目となるのが、主題歌「ピュア・イマジネーション」。実写映画化した『夢のチョコレート工場』(71)で工場長のウォンカが招待した子供たちにチョコレート工場を披露する場面で歌われた名曲である本楽曲は、純粋無垢なチョコ職人のウォンカが “世界一のチョコレート店を作る”という夢を叶えるために奮闘する、希望に満ち溢れた主題歌だ。
美しいメロディーと共に、舞台上には見るも華やかなウィリー・ウォンカの衣装を着飾った花村が登場。4オクターブを誇るとも言われる“奇跡の歌声”を持ち、2014年のメジャーデビュー以来、抜群の歌唱力で様々な音楽賞を受賞してきた彼は持ち前の声で、夢に向かって突き進むウォンカの決意や未来への希望を力強く歌いはじめると、会場は一気に花村の歌声の虜に。アップテンポになるリズムにのせて、ウォンカのジャケットカラーを基調とした鮮やかな赤の衣装をまとったヌードル役のセントチヒロ・チッチが登場し、手を取り合って階段を下りた2人は見事なデュエットをお披露目。伸びやかで情感溢れ、見事なハーモニーを奏でる2人のデュエットはまるでウォンカと彼の良き相棒となるヌードルのように息がぴったり。アーティストとしてステージへ立ち多くの観客の心を動かしてきた彼らによる生歌唱は会場全体に大きく響き渡り、見事歌い終わると会場からも大きな拍手が贈られた。
花村は「ピュア・イマジネーション」を初披露した感想を聞かれると、「よくこの会場(新宿バルト9)にはきてるんですが、ここの上(階段上のステージ)あるなと思いつつ、歌ったことなかったのでいつも来てる場所と違うような、魔法のような感覚になりましたね。一生自慢しようと思います(笑)」と初のお披露目をこの場所でできた喜びを打ちあける。一方でチッチは「ものすごく緊張したんですが、花村さんという信頼できる相棒がいたので緊張したときは花村さんをみながら歌いました。バルト9は私も映画を観にきてるので、この場所にいれて嬉しいです。」と語りつつ、階段に飾られたカラフルなキャンディをみて「階段のキャンディも可愛くて・・・あとで食べます(笑)」と、緊張しながらも華やかに飾られた会場で今日のステージも心から楽しむことができたようだ。
「ピュア・イマジネーション」は、劇中ではウォンカ役の花村のみが歌う楽曲だが、今回は特別にデュエットで披露。「どんなピュア・イマジネーションになるのかと思っていたんですが、チッチさんはオクターブ上というすごい難易度の高い状態だったのでびっくりしました。声が綺麗で凄いなと思いました。」(花村)、「相談しながら練習もさせて頂いて、1人で練習してるときは不安だったんですけど、花村さんが“どんとこい!”と言ってくれるのでオクターブ上でも緊張しながら届けられたかなと思います。吹替のときは花村の声を聞きながら吹き替えたのですが、心に話しかけるように歌を歌ってらっしゃったのでちょっと泣いちゃったんですよ。このあと喋るんだ、泣いちゃだめだと思って涙をこらえてたのを覚えてて。「ピュア・イマジネーション」がほんとに多くの方に届いていく曲なんだなと今日改めて思いました。」(チッチ)とお互いに美しい歌声をベタ褒め。花村は日本語の歌詞にも想いを込めて歌ったといい、伸びやかで美しいハイトーンな歌声の花村と、力強く艶のある歌声のチッチそれぞれの魅力が響き渡り、1日限りの特別なデュエットとなった。
「ピュア・イマジネーション」は、ウォンカが胸に深く刻んでいる亡き母から贈られた “夢見ることからすべては始まる”というメッセージを余すことなく表現した楽曲。ウォンカはその言葉を原動力に、“世界一のチョコレート店を作る”という夢に向かってどんな壁が立ちはだかろうとも決して諦めずに奮闘する。歌詞には「夢見ることから始まる」「夢は素敵な魔法」と、母と約束したウォンカの大きな夢、そしてきらめくイマジネーションで人々をあっと驚かせ続けるウォンカのピュアな魅力が綴られ、エモーショナルで壮大なメロディーから段々と変わっていく心躍るアップテンポな曲調は、一度聴いたら頭から離れないような主題歌だ。初めて本曲を聴いた感動を花村は「すごくウィスパーな歌声でスタートするんですよ。演じるティモシーさんが本当に素敵で、表情と声のニュアンスと口の形が印象的だったのでそのあたりを再現できるようにしました。日本的な歌い方でいうと母音を発音してキレイに歌うことが重要だなと思いつつ、まず音楽に浸ることを大事にしつつ、幻想的かつ音楽の中に哀愁がある楽曲だなと思いました」と語り、チッチは「最初話しかけるようにスーっと入ってきたあとに、ワーっとなっていくのわかりますか?(笑)(手を広げながら)世界が一変したように煌めいた瞬間が音楽の中にも表れていて、私もずっと夢をみてきた少女なので、夢見ることを諦めずにいった先に世界を変えられる瞬間がくるなと思うことが多かったので、この曲の歌詞も多くの人に届んじゃないかなと思います。花村さんの歌声も重なって、“人生の糧”になるような楽曲です。」と夢みる人すべての人に響くような楽曲だと太鼓判を押し、彼女自身も既に楽曲の虜になっている様子。一度聞くと頭から離れない壮大なメロディーと希望溢れる歌詞を綴る「ピュア・イマジネーション」は、観客の背中をも押してくれるような楽曲だ。そして今日のステージは、花村がまるで“リアルウォンカ”のような華やかな赤のジャケットにトレードマークである大きなハットをかぶって登場。チッチは作品をイメージしたカラフルな衣装で登場し、「音楽を歌うとよりその世界に張り込んでる感覚になって、階段も含め劇中にでてくる階段に似ていてるなと思って歌ってました。」と花村もウォンカの気分になって歌うことができたそう。ウォンカとヌードルとして見事会場を映画のようなファンタジーな空気感で包み込んでくれた。
そんな2人はアフレコで視聴したテスト版の作品をみて、「ストレートなんですけど、「本当に面白いです!」」と熱く語り始める。「もちろん練習のために何度もみるのですが、毎度心が動かされるというか、どの年代の方がみてもわかりやすい作品です。感動もできますし、違う観点でも何度もみれる作品だなと思いました。」(花村)、「視覚と聴覚だけじゃなくて“味覚と嗅覚”もそそられる映画でした。ウォンカとチョコレート工場の世界に入り込んで、私もその世界にいるんじゃなかって思うワクワク感と、テスト版をみて私も涙を流してしまいました。色々な感情をくれる作品だと思うので、家族はもちろん恋人、友達とみてもいいのかなって思いますし、絆のみえる作品なのでたくさんの人に年齢関係なくみてほしいですね」と熱い感想をコメント。さらに花村が「吹替をしてる時からチョコレートめっちゃ食べたくなって!」と話し、2人もまるで映画の世界のようにチョコレートを食べながら、心から楽しむこことのできたアフレコとなった様だ。
花村はチョコ職人・ウォンカの魅力を「「チャーリーとチョコレート工場」のウォンカがすごく僕の中では印象に残っていたのですが、改めてティモシー演じるウォンカの純粋さというか、若い頃はこんなに優しくてまじめで純粋だったんだなと思いました。悪意を全く感じさせない純粋さっていうところが今作のウォンカの難しさでもあり、魅力だったので凄く大切に表現しました」と語り、また新たに愛されること間違いなしのウォンカの魅力を語る。チッチは「一見小さな少女にみえるんですけど、2面性があると思ってて。純粋で無邪気な部分と大人びた力強さがあってそういう部分が好きで、そういう風に自分も彼女を表現できたらいなと思ってました。ウォンカの相棒として無邪気なところと力強さをみんなで見守ってほしいなと思う、素敵な女の子です。」とコメントし、ウォンカとヌードルのコンビネーションからも目が離せない。さらに本編には13もの楽曲が登場。花村は「ミュージカル映画ではないのですが、音楽にこの作品をより持ち上げてもらってるというか、大事なところで流れる音楽が凄く素敵でこの歌を歌えるというのが幸せだなと思いました。楽曲が本当に素敵です。まさに“ファンタジーの魔法”を作り上げているような音楽なのでむちゃくちゃ楽しいと思います。」と期待値をあげ、ファンタジーの世界観によりワクワク感をもたらす、美しいバラードから心躍るリズミカルな楽曲にも要注目だ。チッチは「映画みたあとに音楽ってずっと生き続けてて、私も小さいときにみた映画でこの音楽が好きだというのは大人になっても忘れられなかったりします。この作品の楽曲は素敵で口ずさみたくなる曲もたくさんあるので、そういう楽しみ方もしてほしいです!」と熱弁し、「すごくキャラクターがたってて、めっちゃ楽しいんですよ!面白い、可愛い、楽しい、カッコいい人とたくさんいる中で、そのキャラクターがたってる歌なので、ぜひ楽しみにしててください!」と、「ピュア・イマジネーション」の他にも個性豊かなキャラクターたちが歌うジャンル様々な楽曲へ期待が高まる。
初のアフレコ収録には「初日苦労したなという印象がありました、右も左もわからない。マイクの前でセリフを言って気づくことがたくさんあって2回目、3回目と重ねて聞くごとにウォンカのキャラを確立していき、作品が進むとともに自分も成長しているなと思いました。」と初のアフレコを振り返る。そしてチッチもまた吹替としての難しさを噛み締め、アーティストとしてではなく吹替キャストとして歌うときは「癖がある歌い方をするときがあるので、その癖をなくしてどれだけまっすぐ届けられるかを大事にしていました。歌ってるときと話してるときの言葉の境目が無いように歌いたいなと思い、話してる中で歌がはじまって、音楽の世界で話すイメージで歌いました。」と彼女ならではのこだわりも明かした。また多くの観客の背中を押すこと間違いなしの夢が詰まった「ピュア・イマジネーション」にちなんで、アーティストとして夢を追いかけていた2人の心の支えになっていたものを聞かれると、花村が「上京したての頃に、家族が1年間のカレンダーをくれたんですよ。月ごとにめくっていくと“飯食ってるか”“頑張れよ”と家族のメッセージが書いてあって。些細なことですがめくっていくと新しい言葉があって、辛くなったきはカレンダーみながら頑張ってます。」とチッチも思わず泣いてしまいそうと語るほどの素敵なエピソードを披露し、会場が一気に和やかな雰囲気に包まれた。
最後に「最初から最後まで夢がたくさん詰まっていて、大人になった今でも夢みることって大事なんだな、一歩踏み出すことが大事なんだなと思える作品です。小さい子はもちろんおじいちゃん、おばあちゃんも夢をみたくなる作品なので、字幕や吹替で1回とはいわず2回、3回とぜひ見てほしいなと思います。」(花村)、「この作品を楽しみにしてる方、これから新しく出会う人ともたくさんいると思います。私自身この作品を楽しみにして、目一杯愛情を込めながらヌードルと一緒に成長してきました。公開もうすぐですね、ワクワクしながら待っていてくれると嬉しいです。」(チッチ)と、熱く作品をアピール!2人の圧倒的で美しい歌声の余韻を残し、イベントは幕を閉じた。
■映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』完全吹替版本予告 2023年12月8日(金)公開
12/8(金) 全国ロードショー